マリオットボンヴォイアメックスの改定は本当に改悪?いつから?内容と対策を解説

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マリオットボンヴォイアメックスの改定 Marriott Bonvoy
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2025年8月に発表されたマリオットボンヴォイアメックス(Marriott Bonvoy® American Express®カード)の改定が、「改悪では?」と話題になっています。

年会費の大幅な引き上げや特典条件の変更など、既存ユーザーに影響する内容も多く、「いつから変わるのか」「解約すべきか」と悩む方も少なくありません。

また、これから新規で申し込みを検討している方にとっても、今回の改定は予想外で戸惑う内容といえるでしょう。

実際、SPGアメックスからマリオットボンヴォイアメックスへ移行した際も年会費は上がりましたが、「なんとか支払える範囲」と感じていた方が大半でした。

しかし、今回の改定では年会費が一気に高額化し、継続・新規申し込みの判断に迷う方が多くなっています。

本記事では、改定の時期や内容、改悪な人と改善な人の特徴、おすすめの代替カードまで詳しく解説します。

これから新規申し込みする方は、損しないための申し込み方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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マリオットボンヴォイアメックスの改悪はいつから?

マリオットボンヴォイアメックスの改悪はいつから?

マリオットボンヴォイアメックスの年会費の改定は新規申込者と既存会員で適用の時期が異なります。

  • 新規申込者:2025年8月21日以降から
  • 既存会員:2025年11月以降の請求分から

また、既存会員のほかの改定項目の切り替え時期は以下のとおりです。

  • ポイント加算:2025年10月28日利用分から
  • 無料宿泊特典:2025年10月28日から(移行特別期間あり)
  • プラチナステータス:2026年1月1日から
  • ダイニングキャッシュバック:2025年10月28日から

既存会員は8月20日までに保有・申し込みした方が対象です。

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マリオットボンヴォイアメックスの4つの改悪内容

マリオットボンヴォイアメックスの4つの改悪内容

今回のマリオットボンヴォイアメックスの改定で改悪となったポイントは主に4つあります。

  1. 年会費の大幅アップ
  2. 無料宿泊特典の付与条件の引き上げ
  3. エリート会員資格取得のハードル上昇
  4. 公共料金、国税、事業用決済のポイント還元が減少

変更前の条件と比較しながら、詳しく解説します。

1. 年会費の大幅アップ

今回の改定で最も注目を集めているのが、年会費の引き上げです。

マリオットボンヴォイアメックスは、一般カード・プレミアムカードともに大幅な値上げが実施されました。

【本会員の年会費】

改定前改定後
一般カード23,100円(税込)34,100円(税込)
プレミアムカード49,500円(税込)82,500円(税込)

【2枚目以降の家族カード】

改定前改定後
一般カード11,550円(税込)17,500円(税込)
プレミアムカード24,750円(税込)41,250円(税込)

すでにマリオットボンヴォイアメックスを利用している方の本会員および家族カードの年会費は、2025年11月以降の請求から新しい金額が適用されます。

1枚目の家族カードが無料である点については、変更ありません。

マリオットボンヴォイアメックスと同じホテル系カードである「ヒルトン・オナーズ アメックス」と比較すると、特典内容自体は依然として充実しています。

ただし、ヒルトンカードの年会費はプレミアムでも66,000円であることから、マリオットカードはより高級志向・ヘビーユーザー向けに位置づけられたといえるでしょう。

つまり、今回の改定は一見すると「改悪」と感じられるかもしれませんが、マリオット系列ホテルの宿泊を頻繁に利用し、特典を最大限に活かせる層にとっては実質的なアップグレードとも捉えられます。

2. 無料宿泊特典の付与条件の引き上げ

タイミング一般プレミアム
プログラム期間の年間利用金額改定前150万円150万円
改定後250万円400万円
付与されるポイント改定前最大35,000ポイント最大50,000ポイント
改定後最大50,000ポイント最大75,000ポイント
参照:マリオットボンヴォイアメックス・一般

これまで、マリオットボンヴォイアメックス・プレミアムカードでは年間150万円以上の利用で、最大50,000ポイント相当の無料宿泊特典が付与されていました。

出典:マリオットボンヴォイアメックス・プレミアム

しかし、今回の改定により、この条件が大きく変更されています。

  • 年間利用額の条件:150万円 → 400万円以上
  • 付与される無料宿泊ポイント:最大50,000ポイント → 最大75,000ポイント

さらに、これまで同様に自分の保有ポイントを15,000ポイントまで追加できる制度も継続されるため、最大90,000ポイント分のホテル宿泊が可能になります。

90,000ポイントであれば、時期や空室状況にもよりますが、リッツ・カールトンやEDITION(エディション)といったラグジュアリーブランドにも宿泊できる可能性があります。

つまり、取得条件は厳しくなったものの、特典の価値そのものは大幅に向上しているといえるでしょう。

例えば、1泊10万円以上の高級ホテルに無料宿泊できれば、年会費以上の価値を実感できるケースもあります。

年会費を投資と考え、特典を積極的に活用する人にとっては、むしろメリットのある改定です。

一方で、年間400万円以上のカード利用という条件は、日常的にカード決済を集中させる必要があります。

メインカードとして活用する層でなければ、無料宿泊特典を得るハードルは非常に高いでしょう。

3. エリート会員資格取得のハードル上昇

今回の改定で、プレミアムカードのプラチナエリート資格取得条件が変更されました。

これまでよりもハードルが上がり、高額決済する利用者向けの設定になっています。

プラチナエリート取得条件
  • 改定前:年間400万円以上の利用
  • 改定後年間500万円以上の利用

年間500万円という条件は、高額な支出を日常的に行う層でなければ達成がむずかしい数字です。

日本人の平均年収は約460万円なので、「年収よりも高い決済額をカードで使う」というのは現実的ではない方も多いでしょう。

そのため、これまで「プラチナエリートをクレジット決済だけで維持していた」ユーザーにとっては、明確な改悪といえます。

参照:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査

一般カードのエリート会員資格の変更点

一般カードでも付与されるエリート会員資格が変更されています。

これまで一般カードで自動付与されていたのは「シルバーエリート」でしたが、改定後は「ゴールドエリート」の会員資格が付与されるようになります。

さらに、ゴールドエリート会員資格の取得は無条件です。

これにより、一般カードでも以下のような上位会員特典を受けられるようになります。

  • 客室アップグレード(空室状況による)
  • 14時までのレイトチェックアウト(空室状況による)
  • 滞在ごとに25%のボーナスポイント付与

このように、プレミアムカード利用者には負担増となる一方で、一般カード会員にとっては改善されています。

参照:マリオットボンヴォイ「ゴールドエリート

4. 公共料金、国税、事業用決済のポイント還元が減少

これまで、電気・ガスなどの公共料金や、所得税・自動車税などの国税支払いでも、1〜1.5%のポイント還元が受けられていました。

しかし今回の改定により、一般カード・プレミアムカードともに一律で0.5%の還元率に引き下げられることが発表されています。

さらに、これまで通常決済と同様にポイントが付与されていた事業用決済についても、改定後はポイント付与の対象外となりました。

そのため、公共料金や税金、事業経費などをマリオットボンヴォイアメックスでまとめて決済し、ポイント獲得や年間利用額の積み上げに活用していた方にとっては、非常に悩ましい改定といえるでしょう。

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マリオットボンヴォイアメックスの改定が改悪・改善になる人の特徴

マリオットボンヴォイアメックスの改定が改悪・改善になる人の特徴

これまで、マリオットボンヴォイアメックスの改定ポイントを解説してきましたが、今回の変更がすべての人にとって改悪となるわけではありません。

カードの継続や新規申し込みを検討している方は、まず自分がどちらのタイプに当てはまるかを確認してみましょう。

改悪点ばかりでなく、自分のライフスタイルに合致している場合には、継続・新規入会の価値も十分にあるといえます。

改悪になる人

今回の改定が改悪になる人の特徴は以下のとおりです。

  • 無料宿泊特典の取得がむずかしい人
  • 年間決済額が少ない人
  • 年会費に見合う特典を使いこなせない人

今回の改定で無料宿泊特典を取得するにはプログラム期間中に400万円以上の決済が必要となります。これまで、マリオットボンヴォイアメックスを保有する最大のメリットの一つが「年間150万円利用で得られる無料宿泊特典」でしたが、条件が約3倍に引き上げられたことで、達成がむずかしくなっています。無料宿泊特典を活用できない場合、高額な年会費を支払う価値が薄れるため、コストパフォーマンスの面で改悪と感じる方が多いでしょう。

プラチナエリート資格取得も年間500万円の決済が必須となり、ハードルが上がりました。特に、400万円の決済がギリギリだった方や年収が500万円前後の方などが、ステータス維持・取得のために無理に支出を増やすのは本末転倒です。支出バランスを崩してまで条件を満たす必要がない方は、継続・新規申し込みを検討する必要があります。

マリオットボンヴォイアメックスは、無料宿泊やポイント還元、ステータス特典などを積極的に活用してこそ価値を発揮します。これらを使いこなせていない、または今後も活用する予定が少ない場合、継続よりも解約やほかカードへの切り替えを検討するほうが良いでしょう。

改善になる人

一方で、以下のような方にとっては今回の改定が「改善」と感じられるでしょう。

  • 年間利用額が多い人
  • マリオット系列ホテルを頻繁に利用する富裕層
  • 改定後の特典アップグレードを最大限活かせる人
  • プラチナエリートが増えたことで、特典の活用がむずかしかった人

年間のカード利用額が500万円を超える方にとっては、今回の改定は実質的なデメリットが少ない内容です。むしろ、無料宿泊特典の上限ポイントが75,000ポイントに引き上げられたことで、リッツ・カールトンやEDITIONなどのラグジュアリーホテルにも宿泊できるチャンスが広がりました。

また、マリオット系列ホテルを頻繁に利用する方は、宿泊実績や特典活用の機会が多く、改定後もカード本来の価値を最大限に引き出せます。

このような方は、年会費を上回るリターンを得やすく、旅行の頻度が高いほど改悪ではなくアップグレードといえます。

今回の改定で、無料宿泊の上限ポイントが引き上げられただけでなく、一般カードでもゴールドエリート資格が無条件で付与されるようになりました。これにより、ライトユーザーでもステータス特典を受けやすくなった点は大きな改善です。旅行が年に数回でも「滞在の質を高めたい人」にとっては、コスパの高い選択肢となります。

SPGアメックス時代からの利用者の中には、「決済だけでプラチナエリートになれる人が増えすぎて、アップグレードが通りにくくなった」「クラブラウンジが混雑して落ち着かなくなった」と感じていた方も多いのではないでしょうか。

今回の改定でプラチナエリート取得条件が年間500万円決済に引き上げられたことで、上位会員数は減少する可能性が高く、結果としてアップグレードの機会やラウンジの快適度が回復する見込みです。

プラチナ特典を重視する既存会員にとっては、「質の高いステータス体験を取り戻す」改善といえるでしょう。

プラチナエリート特典の一例
  • 朝食無料
  • ラウンジアクセス
  • スイートルームを含む客室アップグレード
  • 選べる特典 など

マリオットボンヴォイアメックスは解約するべき?

マリオットボンヴォイカード解約するべき?

今回の改定で年会費が大幅に上がったことで、「マリオットボンヴォイアメックスを解約すべきか?」「新規申し込みはやめたほうが良いか‥‥」と悩む方も多いでしょう。

しかし、一概にマリオットボンヴォイアメックスを「やめておくべき」とはいえません。

例えば、年会費を抑えたい方や、ゴールドエリートまでの特典で十分な方は、プレミアムカードではなく、一般カードに切り替え・新規申し込みするのも選択肢の一つです。

一般カードでも、ゴールドエリート資格が無条件で付与されるため、以下のような特典を利用できるようになります。

  • 客室アップグレード(空室状況による)
  • 14時までのレイトチェックアウト
  • 滞在ごとの25%ボーナスポイント など

旅行の頻度がそれほど多くない方であれば、年会費を抑えつつステータス特典を維持できる一般カードが最もコスパの良い選択肢となるでしょう。

一方で、マリオット系列のホテルを頻繁に利用し、無料宿泊特典やプラチナエリート特典を取得・活用できる方にとっては、プレミアムカードを継続・新規申し込みする価値があります。

そのため、「高額な年会費を払ってでもラグジュアリーな滞在を楽しみたいのか」「コストを抑えつつ必要な特典だけを残したいのか」など、バランスやライフスタイルで判断すると良いでしょう。

マリオットボンヴォイアメックスからの乗り換えにおすすめのクレジットカード

マリオットボンヴォイアメックスの乗り換えにおすすめのクレジットカード

マリオットボンヴォイアメックス・プレミアムカードの年会費82,500円(税込)は、他社カードでいえばゴールドからプラチナクラスに相当します。一方で、8万円以下の年会費でも優れたホテル系クレジットカードは存在します。

ただし、リッツ・カールトンやWホテル、EDITION、JWマリオットなど、マリオット系列のホテルが好きな方や、ポイントとマイルの両方を効率良く貯めたい方にとっては、マリオットボンヴォイアメックス一択です。

おすすめのホテル系カード一覧は以下のとおりです。

種類ヒルトン系列アメリカン・エキスプレスセゾンカード
カードヒルトン・オーナーズ・アメックス一般カードヒルトン・オーナーズ・アメックスプレミアムカードアメックスゴールド・プリファードカードアメックスプラチナカード
年会費16,500円66,000円39,600円22,000円
ポイント還元率1.0~1.5%(※1)1.5~3.5%(※1)1.00%~3.00%0.75~1.0%
お得に利用できるホテルグループの一例
(各ホテルによって利用できるか変動する)
ヒルトン全般・SEIBU PRINCE(プリンスホテル)
・Hyatt Regency(ハイアットリージェンシー)
・Marriott(マリオット)
・日航
・ニューオータニ など
・コンラッド東京
・The Ritz-Carlton 東京
・パークハイアット東京
・アマネム
・アマン
・ジャヌ東京
・シックスセンシズ京都 など

詳しくは「ホテル系クレジットカードは持っていないと損!最強のカードはこれ!」を参考にしてください。

【知らないと大損!】マリオットボンヴォイアメックスをお得に申し込む方法

マリオットボンヴォイアメックスの知らないと損する申し込み方法

新規申し込みの際は紹介経由で申し込まないと、最大10,000ポイント分を取り逃してしまうため注意が必要です。

  1. 入会後3か月以内に30万円のカード利用:10,000ポイント
  2. 入会後3か月以内に150万円のカード利用:15,000ポイント
  3. 入会後3か月以内に250万円のカード利用:20,000ポイント
  4. 250万円のカード利用で:75,000ポイント(通常のご利用ポイント)
  5. 紹介経由の申し込みで:10,000ポイント
  6. 1〜5を合わせて最大13万ポイント獲得
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13万ポイントあれば、シーズンや予約状況によってリッツ・カールトンやWホテルなどのラグジュアリーブランドにも、ポイントのみで宿泊できます。

紹介をご希望の方は、InstagramのDMまたは下記メールフォームよりご連絡ください。

DMは手動対応のため少しお時間をいただきますが、フォーム経由であれば自動で紹介URLをお送りいたします。

お好きな方法でお問い合わせください。

まとめ

今回のマリオットボンヴォイアメックスの改定内容は、利用スタイルによって「改悪」と「改善」がはっきり分かれる結果となりました。

年会費や特典取得の条件を引き上げた背景には、単なる値上げではなく「より積極的に活用するユーザー層を重視し、カードやホテルの価値を維持・向上させる」意図も見て取れます。

そのため、カードの継続や新規申し込みを検討する際は、自身のマリオット系列ホテルの利用頻度や年間支出額を基準に判断するのが賢明でしょう。

この記事を書いた人
陽高百

陽髙百(ひだかもも)
FP2級を保有している、ラグジュアリーホテルが大好きなママWebライターです♪

このブログでは、マリオットボンヴォイの特典を最大限に活かし、家族で快適なホテルステイを楽しめる情報をお届けします!

また、教育資金の賢い増やし方や海外移住の準備など、あなたの未来をサポートする情報も発信中です。

ホテル好きの方はもちろん、将来の教育資金や海外移住に興味がある方もぜひ参考にしてくださいね♪

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